maica~米花~
私たちが目指すもの
住みなれた地域で
自分らしく働き生活することをサポートします
自然の循環を大切に
自然にも人にも優しい事業をおこないます
地域に必要とされる仕事を担うことで
地域の方とともに支え合える、仕組み・地域づくりを目指します
私たちが取り組んでいる社会福祉事業は、就労継続支援B型(定員20名)となります。2017年より未来のこどもたちに豊かな自然を残すべく、支障木や廃棄木材を利用した薪の生産を行ってきました。2019年より開始した障がい者就労支援事業の目的は
「豊かな自然の次世代への継承」
「過疎化・耕作放棄地問題の解消」
「地域循環の中での障がい者の方の就労の場づくり」の3つで、その地域課題解決を目指し、主に次の4事業に取り組んでいます。
1 自然エネルギーを有効活用する「燃福連携事業」=薪ストーブ用薪加工、販売、メンテナンス、および関連グッズの製作(地元産原木の大型薪割り機による割り加工、ストーブユーザー宅や地元リゾートホテル、飲食店などへの配達、煙突等メンテナンス清掃、薪用木箱や着火剤、トーチなどの製作)他
2 樹木伐採受託等による「林福連携事業」=国有林の草刈りや伐採業務、夏期の草刈業務、地元林業者との連携による国有林樹木伐採他
3 休耕地活用等による「農福連携事業」=使用されなくなった田畑を再活用しての雑穀栽培、カラマツの苗木栽培、ワイナリーブドウ園補助作業他
4 その他、上記に関連する地域での受託事業の他、2022年12月よりカフェ運営事業を開始
大町市周辺では若年層グレーゾーンを支援する機関・施設がなく、私たちがその役割を担っています。作業を通して外に出るきっかけをつくり、四季の移り変わる中で仲間と身体を動かし社会の役に立る喜びとやりがいを感じる場を提供しています。利用者・職員含めて心身とも日々健康になっていることを実感しています。
利用者の方々への農機具や刈払機、薪割り機の使い方やメンテナンス、薪ストーブ宅へのメンテナンス方法等の専門的な作業技術習得をはじめ、連携先とも農作物の栽培・収穫・販売方法等を学んで身につけています。同時に作業を通して地域の方々と接する機会をできるだけ増やしており、今まで障がいのある若者の働く姿を知らなかった人たちへの理解と啓発を促し、共生して働く機会を増やす役割を担っています。
多方面の方々から作業委託の相談や依頼を頻繁に受けるようになり、事業を通じて少しずつでも地域の課題解決に役立ったいることを実感しています。草刈りや樹木伐採とその廃棄木材の活用、休耕地活用や繁忙期の補助作業なども、行政や他業種の方々にこちらからも提案をしながらコーディネート的役割を担っています。
活動開始から4年となり、地域の中でのつながりが構築されつつあります。その中で、もっと地域の方々とゆっくりと話をしたり、聞いたりできる時間を作りたいと感じています。また、地域の中で
「うちの子がなかなか社会とつながることが難しくて…」
「ちょっとした生きづらさをかんじているのだけれど、どこに相談したらいいのか分からない」
等の悩みや困りごとを、気兼ねなく話せる場所を作りたいと考えています。